橋下知事に府内市町村長から反発相次ぐ
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◆思わず、涙もポロリ 橋下知事に府内市町村長から反発相次ぐ(2008年4月17日)
「知事がこだわっている数字は非現実的」「まず、府庁内部で阿修羅のごとく血と汗を流すべき」。17日、橋下徹知事が府内43市町村の首長に財政再建試案を説明した意見交換会では、出席した首長から反発する意見が相次いだ。橋下知事は懸命に理解を求めたが、最後には「大阪を立ち直らせたい」と涙も。試案の前途は多難となりそうだ。
意見交換会では冒頭のあいさつから、府市長会会長の倉田薫・池田市長が「今日は思いの丈を述べさせてほしい。時間が限られているので、身のある議論をしたい」と“先制攻撃”。
これに対し橋下知事は「ご迷惑を掛けて申し訳ない」とあらためて頭を下げた。その上で「府庁だけでなく、市町村におかれても財政再建を果たしてほしい。府が一丸となって少しずつ我慢をして、全国初のモデルとして実現していきたい。私としては財政再建を果たそうと思えば、これぐらいの改革は必要だと思う」と理解を求めた。
しかし、首長から納得する声は聞かれない。
平松邦雄・大阪市長は「まず削減ありきで、知事の指示に従って削ることしか見えてこない。具体的な我慢の内容を示して協力を求めないと、後になってこんなはずではなかったということになる」と注文した。
阪口善雄・吹田市長も「まず府庁内部で阿修羅のごとく血と汗を流したうえでないと、府民に負担をしいることはできない」。さらに「35人学級は『子供の笑顔のために』ぜひとも、残してほしい」と知事選の際の橋下知事の公約を逆手にとって要望した。
「知事がこだわっている(収支改善の)1100億円という数字は非現実的。あの通りにやれば、5年後には大阪の道路は穴ぼこだらけになる」と指摘したのは、前大阪府教育長の竹内脩・枚方市長。「府民に少しずつの我慢というが、対象者にとっては少しずつではない。そこは論理の飛躍だという認識がないと府政の方向性を誤る」とも述べた。
注文は知事に対するものだけでは収まらず、副知事に対しても「300億や400億という人件費カットは法律的にできるのか。トップが法律に抵触しなければできないようなことは、身を挺しても止めるべきでは」と府庁OBとして苦言を呈した。(産経新聞より)
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