橋下大阪府知事:就任半年の軌跡3-「今後も劇場型で」「手法を変えよ」識者の見方
◆橋下大阪府知事:就任半年の軌跡3-「今後も劇場型で」「手法を変えよ」識者の見方...
橋下大阪府知事:就任半年の軌跡2-スピードと戸惑いと
◆橋下大阪府知事:就任半年の軌跡2-スピードと戸惑いと(2008年7月27日) ...
橋下大阪府知事:就任半年の軌跡1-インタビュー「涙、自分に酔った」
◆橋下大阪府知事:就任半年の軌跡1-インタビュー「涙、自分に酔った」(2008年...
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◆橋下大阪府知事:就任半年の軌跡2-スピードと戸惑いと(2008年7月27日)
■後ろ盾で加速
この半年で府庁は変わったのか。
「首脳部会議」と呼ばれる会議が、太田房江・前知事時代の府庁にはあった。副知事、政策企画部長、総務部長を中心に施策の方向性を決めた。「知事には結果をペーパーで報告するだけだった」と府幹部は振り返る。首脳部会議は、橋下府政で自然消滅した。「ボトムアップからトップダウンへ、政策決定の流れが逆転し、知事抜きの会議は無意味になった」という。
財政や人事など中枢部門を担う総務部の中堅職員。前知事時代、担当業務について直接説明を求められたのは3度しかなかった。橋下知事への対面での説明は50回を超える。「案件に詳しい職員に直接聞くことが、今の府政のスピードの源泉」と職員は感じている。
市町村向け補助金の削減を念頭に、橋下知事が来年度に新設する考えの交付金制度。10年前の横山ノック府政時代にも財政再建を目指す財政課の検討課題だったが、頓挫した。「庁内の危機感の薄さに阻まれて実現できなかった。支持を得にくい財政再建も、知事の後ろ盾次第で加速するものと知った」と当時の財政課員は話す。
■「待ち」の姿勢に
歳出削減に一区切りをつけた庁内には、不満もくすぶる。改革PTと重要政策PT。知事直轄のプロジェクトチームが知事の意向で案をつくり、担当部局に下ろすパターンが定着した。「正直なところ、おもしろくない」と、ある部長級の職員は打ち明ける。「施策を練ったり、見直す能力ならうちの部の職員にもある。職員一人一人が力を出そうとする空気が変わった」
知事から幹部職員に一斉送信されるメールは、橋下知事のトップダウン方式を象徴する道具のひとつだ。「大阪ミュージアム構想」の議論を庁内に巻き起こそうとした5月のある週末、橋下知事は休日を過ごす幹部職員約30人に十数件のメールを送信した。受信した1人は最近、こんな思いを抱くという。「知事の頭にあるものを受け止めることでいっぱい。いつのまにか、『待ち』の姿勢になっている自分に気づく」。意欲が冷めていく動機は、給料カットとは別にあるような気がする、とも話す。
23日にあった部長会議で、橋下知事は「庁内の反発や不満を、エネルギーに変えてほしい。プラス方向に変えていくのが各部局長の力量だ」と述べた。府庁の空気を読み取り、エンジンを止めるなとはっぱをかける橋下知事。秋に向け、次への模索が始まっている。(毎日新聞より)
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